尾浜の歴史
尾浜の地は、兵庫県尼崎市の中央部に位置する地域で、庄下川の上流から中流域に広がっています。その歴史は古く、中世には「生島荘(いくしまのしょう)」の浜郷(はまごう)に属していたとされ、地名の「浜」もこれに由来すると考えられています。
古来よりの伝説によれば、「その昔この付近が難波潟に面していたころ、神崎・次屋・潮江・長洲に連なる海岸線の終点であり、尾濱という」とあります。
近隣には古墳時代からの貝塚や古墳などの遺跡が存在し、尾浜とその周辺は古代から栄えた土地であったようです。
この地は近世、元和元年(1615年)に池田重利の領地となり、その後元和3年(1617年)から尼崎藩領となりました。この頃の尾浜村は農村として栄え、村高は566石と記録されています。また、尾浜には当神社のほかにも浄土真宗興正寺派の円正寺などがあり、信仰の中心としても機能していました。
地形的には、尾浜はかつて大阪湾に面した入江であり、砂州(さす)の上に形成された土地です。この砂州は水はけが良く、古代から人々が住むのに適した場所でした。こうした地形や自然環境を背景に、尾浜では早くから集落が形成され、地域の発展につながりました。尼崎市には弥生時代ごろから人が暮らしていた形跡もあり、非常に歴史の古い土地です。
明治時代以降になると、明治22年(1889年)に立花村の一部となり、その後昭和17年(1942年)には尼崎市に編入されました。昭和38年(1963年)には名神高速道路の尼崎インターチェンジが開設されるなど、交通の要所としても発展を遂げています。
有名作品に登場する地名としても人気があり、当神社のほか、近隣地域への観光客も多くなってまいりました。
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